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主婦の職業欄の書き方完全ガイド 専業・パート・自営業のケース別に解説

「専業主婦だけど、職業欄に『主婦』と書いていいの?」「パートをしている場合はどう書くのが正解?」「クレジットカードの申し込みで不利にならないか不安…」など、さまざまな書類で求められる「職業欄」の記入に、頭を悩ませた経験はありませんか?

実は、あなたの状況によって最適な書き方は異なります。

この記事では、専業主婦、パート、自営業といったケース別の具体的な書き方から、履歴書やローン申込書など書類ごとの注意点までを網羅的に解説します。

この記事を読めば、もう職業欄で迷うことはなくなり、自信を持ってあらゆる手続きを進められるようになります。

1.主婦の職業欄に関する基本知識

1.1.そもそも「主婦」は職業として認められるのか?

家事・育児などの無償労働は市場で賃金が発生しないため、統計上の「就業者」には含まれません。

しかし、内閣府の「家事活動等の評価について」によると、家事関連の無償労働を金額に換算すると、2018年時点で年間138.5兆円(共働き世帯等)から162.1兆円(夫有業・妻無業世帯)にも上ると試算されています。

これは日本の名目GDPの1割超に相当し、社会全体を支える重要な活動であることは明らかです。

就業実態がない場合でも、住民票や児童手当申請書などでは「主婦」と記すのが一般的で、職業欄に書いても差し支えありません。

1.2.「職業」と「職種」「業種」の違いを理解する

混同しやすい三つの用語を整理しましょう。

用語説明
職業生計を立てるために従事している仕事の呼称(例 会社員 介護職 主婦)
職種組織内での役割や仕事内容(例 営業 経理)
業種企業や事業所が営む経済活動の分類(例 製造業 小売業)

総務省が定める日本標準職業分類や日本標準産業分類では、職業と業種を明確に区分しています。

公的書類では「職業欄」「勤務先の業種欄」が分かれていることも多いので注意しましょう。

2.【ケース別】主婦の職業欄の具体的な書き方

2.1.専業主婦の場合「主婦」と書くのが基本

専業主婦で収入がない場合は、ほとんどの書類で「主婦」と記入すれば問題ありません。

ただし以下の3点を確認しましょう。

1.世帯主欄と混同しない
2.扶養判定を受ける書類では世帯年収を正確に記載
3.クレジットカードなど審査書類では本人年収欄は 0 とし、配偶者年収を別欄に記入

楽天カードの解説記事によると、配偶者に安定収入があれば専業主婦でも審査通過は可能とされています (rakuten-card.co.jp)。

2.2.パート・アルバイトの場合「パート」「アルバイト」と記載

雇用契約を結び、給与所得がある場合は「パート」「アルバイト」と明記しましょう。

時給制かつ年間所得が103万円以内であれば、配偶者の扶養を維持できます。

内閣府男女共同参画局の調査によれば、2023年の25〜44歳女性の就業率は81.9%と過去最高を更新しており (gender.go.jp)、パート就労を選ぶ主婦が増えている背景も押さえておくと良いでしょう。

2.3.自営業・フリーランスの場合「自営業」「自由業」など

開業届けを提出している個人事業主や在宅フリーランスは「自営業」「自由業」と書くのが無難です。

屋号は任意ですが、確定申告書に合わせて統一すると審査がスムーズになります。

もし、フリーランスとしての働き方やキャリアプランについて専門家に相談したい場合は、主婦のキャリア支援を行う株式会社ワカルクへのお問い合わせなどを活用し、事業内容や今後の展望について相談してみるのも良いでしょう。

2.4.無職の場合の書き方と「主婦」との違い

育児・介護が終了し就労もしていない場合など、あえて「無職」と記載した方が良いケースもあります。

例として雇用保険受給資格者証やハローワークの求職申込書は、再就職支援が目的のため「無職」と書く方が制度上の整合性が取れます。

一方、金融機関への申込みでは「主婦」を選択した方が審査ロジックに合致することが多いので、提出先の意図を確認しましょう。

3.書類の種類に応じた職業欄の書き方

3.1.履歴書・職務経歴書での書き方

ブランク期間には「家庭の事情のため退職後に家事・育児に専念」と簡潔に書き、面接で具体的に説明しましょう。

厚生労働省が推奨する履歴書の様式例でも、職歴欄に空白期間がある場合はその理由を簡潔に記載することが望ましいとされています。

3.2.確定申告書・年末調整書類での書き方

白色申告の「職業」欄は15文字以内で職業名を入力します。

自営業主婦なら「ネット販売業」「Webライター」など事業内容が分かる表現を使いましょう。

専業主婦で配偶者控除だけを申請する場合は、所得税法上の職業欄は空欄でも差し支えありません。

3.3.家族構成や扶養に関する書類での書き方

協会けんぽへの被扶養者異動届では、被扶養者が就労していない場合に「無収入 主婦」と書くと判断が早まります (kyoukaikenpo.or.jp)。

3.4.クレジットカードやローンの申込書での書き方

三井住友カードの公式解説では、専業主婦の場合「年収0」「職業 主婦」としても、配偶者年収で審査されると明示しています (smbc-card.com)。

パート主婦は税込み年間収入を正確に記入し、雇用形態は「パート」を選択します。

4.職業欄の書き方で迷ったら

4.1.提出先の担当者に直接確認する

最終判断権限を持つのは提出先です。

電話やメールで「主婦と書いて良いか」「無職と書くべきか」を質問し、指示を受けましょう。

問い合わせ日時と担当者名をメモしておくとトラブル防止になります。

4.2.虚偽の記載は避けるべき理由

職業欄の虚偽記載は、金融取引では契約解除事由、就職活動では懲戒解雇理由につながります。

万一情報が誤っていたと気付いた時点で速やかに訂正することが重要です。

5.まとめ

5.1.主婦の職業欄は状況に合わせて正しく記載しよう

1.専業主婦は原則「主婦」
2.収入がある場合は雇用形態や事業形態を優先
3.書類ごとの目的を確認し、求められる情報を正確に

内閣府の「男女共同参画白書」でも示されているように、主婦層の就業形態は多様化が進んでいます。

自分の現状に合った書き方を選び、安心して各種手続きを済ませましょう。

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