マミートラックとは?キャリアと育児の両立を成功させるための完全ガイド

育休からの復帰後、意欲とは裏腹に責任の軽い業務に配置され、キャリア形成が停滞してしまう「マミートラック」。この問題に悩んでいませんか?
この記事では、無意識の偏見や人事制度といった構造的な原因を解説し、あなたが主体的にキャリアを再構築するための具体的な行動計画を提案します。
ご自身の状況を客観的に理解し、育児とキャリアの両立に向けた確かな一歩を踏み出すためのヒントがここにあります。
目次
1.マミートラックの定義と見過ごせない現状

マミートラックとは、女性が子どもを産んだ後、本人の意欲や能力とは関係なく、昇進・昇格のコースから外れ、責任の軽い補助的な業務に配置されるキャリアコースのことです。「Mother(母)」と「Track(陸上競技のトラック)」を組み合わせた言葉で、一度そのコースに乗ると、なかなか元のキャリアパスに戻るのが難しいという特徴があります。
この問題は、個人の感覚だけでなく、データにも表れています。厚生労働省の「令和3年度雇用均等基本調査」によると(mhlw.go.jp)、第1子出産前後に女性が就業を継続する割合は高まっているものの、育児休業からの復帰後に非正規雇用へ転換するケースも少なくありません。これは、育児との両立を考えた結果、意図せずキャリアダウンを選択せざるを得ない状況が存在することを示唆しています。
2.なぜマミートラックに陥ってしまうのか?3つの主な原因

2.1. 企業側の固直的な制度と文化
多くの日本企業では、依然として長時間労働を前提とした働き方が評価されがちです。そのため、育児による時間的制約がある社員は「フルコミットできない」と見なされ、重要なプロジェクトや責任あるポジションから外される傾向があります。また、育児中の社員に対する公正な評価制度が未整備であったり、身近に多様な働き方で活躍するロールモデルが不足していることも、マミートラックを助長する大きな要因です。
2.2. 本人側の心理的な要因
育児と仕事の両立に対する不安から、「周りに迷惑をかけたくない」という思いが強まり、自ら責任の軽い業務を希望してしまうケースもあります。また、育休によるブランクで一時的に自信を失い、キャリアアップに対して消極的になってしまうことも少なくありません。
2.3. 社会に根付く無意識の偏見
「育児は主に女性が担うべき」「母親は子どもを最優先すべき」といった、社会や職場に根強く残るアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)も無視できません。こうした偏見が、上司や同僚の善意の「配慮」として、結果的に女性社員から挑戦の機会を奪ってしまうことにつながるのです。
自分らしいキャリアを歩みたい方におすすめ、リモートワークでキャリアを築くための小さな一歩を安心して踏み出せるようサポートするコミュニティ型スクール、「リモチャン!」。リモチャン!を通じて、ぜひあなたも一歩踏み出しませんか。リモチャン!公式LINEで情報発信中です。

3.マミートラックから抜け出すための4つの具体的アクション

3.1. キャリアプランの具体化と可視化
まずは、自分がどうなりたいのかを明確にしましょう。「3年後にはWebマーケティング部門のプロジェクトリーダーになる」「そのために、Google Analytics 4の認定資格を取得し、データ分析スキルを強化する」というように、短期・中期・長期の具体的な目標を設定し、上司や人事に伝えられるように言語化しておくことが重要です。
3.2. 上司や人事部との戦略的コミュニケーション
定期的な1on1ミーティングなどを活用し、自身のキャリアプランと貢献意欲を積極的に伝えましょう。その際、単に「やりたい」と主張するだけでなく、「この業務を効率化するために、RPAツールを導入しませんか?私が担当します」といったように、会社の利益につながる具体的な提案をセットで行うと、あなたの意欲と能力がより伝わりやすくなります。
3.3. 計画的なスキルアップと自己投資
育休中や時短勤務中の時間を活用した学びは、キャリアの可能性を広げる有効な手段です。実際に、Udemyのようなオンライン講座で最新スキルを習得したり、ファイナンシャル・プランナー(FP)などの資格取得に挑戦したりする方が増えています。こうした自己投資は市場価値を高め、自信を持って新たなキャリアを切り拓く力になります。
3.4. 社内外のネットワーク構築
一人で抱え込まず、社内のワーキングマザーのコミュニティに参加したり、社外のセミナーや交流会に顔を出したりして、情報交換や相談ができる仲間を作りましょう。同じ境遇を乗り越えた先輩や、異なる視点を持つメンターとの出会いは、困難な状況を乗り越えるための大きな支えとなります。
4.企業が取り組むべきマミートラック対策

マミートラックは個人の問題だけでなく、企業全体で取り組むべき経営課題です。フレックスタイムやリモートワークといった柔軟な働き方の導入、時間ではなく成果で評価する人事制度への改定、男性社員の育児休業取得の促進、そして管理職向けのダイバーシティ研修の実施などが不可欠です。
こうした取り組みは、優秀な人材の定着と多様性の確保につながり、企業の持続的な成長に貢献します。実際に、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「なでしこ銘柄」(meti.go.jp)のように、女性活躍を推進する企業を積極的に評価する動きは、投資家からも注目されています。
5.まとめ 自分らしいキャリアを諦めないために

マミートラックは、多くの働く女性が直面しうる根深い問題です。しかし、その原因を正しく理解し、主体的に行動を起こすことで、決して乗り越えられない壁ではありません。
この記事で紹介したアクションプランを参考に、会社と対等なパートナーとして対話し、自分らしいキャリアと人生を、ぜひその手で掴み取ってください。
自分らしいキャリアを歩みたい方におすすめ、リモートワークでキャリアを築くための小さな一歩を安心して踏み出せるようサポートするコミュニティ型スクール、「リモチャン!」。リモチャン!を通じて、ぜひあなたも一歩踏み出しませんか。リモチャン!公式LINEで情報発信中です。
