
【導入事例】スタートアップをReady to growへと導く事業成長のパートナー

今回お話を伺った方|代表取締役 Founder&CEO 小倉一葉さん
課題 | コーポレート関連業務(採用・労務・経理・監査など)の基盤構築 |
ワカルクが行ったこと | 経理、労務を中心としたコーポレート業務全般の仕組み化と月次業務の対応 |
成果 | 経営者の業務の約3割を占めていたコーポレート業務を削減、社員数0名→10名まで組織が拡大 |
界隈マーケティング支援「KEEN界隈DB」、スター顧客を発掘・育成するコミュニティデータ分析サービス「KEEN Manager」、コミュニティの戦略立案・立ち上げから運営までを伴走する「KEEN コミュニティコンサルティングサービス」を開発・提供。
2022年4月〜ワカルク事務代行サービスを導入。
1.盤石なコーポレート基盤の構築に、伴走してくれた。
まさに「女神対応」でした。
___ワカルクに初めて業務をご依頼いただいたのは、2022年4月でしたよね。どのような背景からご相談をいただきましたか?
2022年4月は、初めての資金調達を終えて、2回目の調達に向けて動いている最中でしたね。当時、社員はおらず、代表の私ひとり。サービスを立ち上げつつ、採用・労務・経理・監査といったコーポレート周りの業務についても整備を進めていかなければいけない状況でした。今後本格的にメンバーを迎え入れるフェーズで、盤石なコーポレート基盤を築けていれば、私は事業推進に集中できると感じていました。
___パートや業務委託の方に依頼をする選択肢もあったかと思いますが、ワカルクの決め手は何でしたか?
最初は経理担当のパートの方を探そうと思っていたのですが、コーポレート周りの業務は会社の基盤となる重要なもの。信頼できる方を探すには時間もお金もかかってしまうので、困っていました。そんなとき、東京都が主催するアクセラレーションプログラムでさえこさん(ワカルク 代表取締役・石川沙絵子)と初めてお会いしたんです。そこで情報交換をするうちに、ワカルクさんがスタートアップ企業の業務支援を多数行っていると知り、心強さを感じてご依頼を決めました。
___実際にワカルクに依頼してみて、良かった点はありましたか?
ご依頼当初から、本当に親身になって寄り添ってくださり「女神のようだ」とお話していましたね(笑)。あとは、「ボールが落ちる前に拾ってくださる姿勢」が印象的でした。たとえば、決算に向けての事前準備として、クラウド会計ソフト「freee」の導入や、税理士さんとの連携など、各フェーズごとに必要な支援にいち早く取り組んでくださって。ワカルクさんのおかげでコーポレート周りのタスクをどんどん前に進めることができ、大変ありがたかったです。
2.人材採用を強化し始めた、組織拡大期。
「今日相談したら、明日動いてくれる」のが、何よりの価値。
___その後、みるみるうちにスタッフの方も増えていかれましたよね。
そうですね。採用活動を進めるうちに、大手企業・グローバル企業出身の方が弊社に入社してくださったのですが、各メンバーの価値観や世代、ライフステージが異なる中、新たに文化・制度をつくっていかなければいけないという状況がありました。
理想とする会社像はありつつも、中途で入社した社員同士が「当たり前」と思う価値観をどこまで擦り合わせればいいのか、コミュニケーションの観点で悩むことが増えていました。それゆえ、どのような制度を整備すれば良いのかについても頭を抱えていました。
その中でワカルクさんは、「今、やるべきこと」をしっかり見据えて社労士の先生をご紹介してくださったり、取り入れるべき制度を提案してくださったりと、「私たちが目指したい成長」に向けて随時提案をくださったのが、本当にありがたかったですね。
___事業フェーズが創業期から成長期に変わっていくタイミングでしたね。そのようなフェーズにおけるワカルクの価値は何だと思われますか?
「今日相談したら、明日動いてくれる」というのは、スタートアップ企業にとって何よりの価値ではないでしょうか。社員が入社を検討する際、基本的な制度や就業規則が整っていない環境だと不安になってしまうと思うんです。その点、ワカルクさんは社労士さんともコミュニケーションをとってさまざまな整備をしてくださったので、従業員を一気に増やすことができました。もしワカルクさんがいなければ、事業を一度ストップさせてからコーポレート体制を整えていたと思います。事業を止めることなく、会社としての基盤を築けたのはとても良かったですね。

3.士業の方々と連携し、「仕組み化」を推進。
企業フェーズの変化に対応してくれるサービスが、ありがたい。
___「盤石なコーポレート基盤を築きたい」という当初のご要望が叶えられて、安心しています。
ワカルクさんのサービスは、「Ready to grow」=スタートアップ企業が、成長するための準備ができるサービスだと思っています。今後、例えば上場やM&Aをするにしても、コーポレート機能が盤石なものでなければ、ステークホルダーに選んでいただける会社にはならないと思っています。ワカルクさんには、社労士・会計士の先生とも連携していただいているおかげで、もしDD(※)が発生したとしても必要な準備ができており、本当に助かっています。
(※)…デューデリジェンス(Due Diligence)。投資やM&Aを検討する際に、投資家や買収する企業が、対象となる企業の財務状況、法的リスク、事業戦略、市場ポジションなどを詳細に調査・分析し、投資や買収の意思決定や価格設定を判断するための重要なプロセスのこと。
___弊社のサービスのことを「成長するための準備ができるサービス」とおっしゃっていただき、こちらも本当に嬉しいです。
ワカルクさんには創業期から現在まで、どんなフェーズでも会社を成長軌道に乗せられるようにご対応いただいています。社員の採用が始まってからは、入退職者への手続き、育休・産休を取得する社員の対応……何もかもが初めてでわからないことばかりでしたが、社労士さんとこまめに連携を取っていただきながら、まるでコンシェルジュのようなホスピタリティでご支援いただいています。おかげで、メンバー全員が安心して働ける環境づくりができていると思います。
___企業様ごとにどのように伴走していくか、日々模索しているので大変ありがたいお言葉です。

4.約3割を占めていた、コーポレート関連業務からの解放。
その分、営業活動やプロダクト開発に集中できています。
ワカルクさんは大企業への支援実績も多い中、弊社のようなスタートアップ企業に対してのご理解も深いですよね。いつも、弊社に最適なカスタマイズをしてくださっていると感じられます。さまざまな企業様に対して「何が大事なのか」という価値観ベースで仮説を立てつつ、伴走することに力を入れていらっしゃるからだと想像しています。弊社の場合は、「メンバーになるべく快適に働いてほしい」という想いがある中、「一緒に頑張りましょう!」という姿勢でご支援いただいたことが、本当に力になっています。
オンラインアシスタントなど、BPOのサービスは他にもあります。ですが、ここまで寄り添ってくださる会社はなかなかないと思っていて。ワカルクさんが、サービスに対しての粘着度が高いからこそだと感じますね。
___小倉さんは外部パートナーと連携する際に「巻き込み力」が高いなといつも感動しています。
ありがとうございます!入社メンバーへのオンボーディングの中でも、ワカルクさんのサービスの紹介や、依頼して良い業務範囲、弊社の関わり方等を説明しています。ワカルクさんには、日常的に労務や経理のカウンターパートとしてお世話になっているので、こちらも心を開いて助けていただいた方が、上手く仕事が回ると思っています。
___ちなみに、定量面で良かったことはありますか?
私だけでコーポレート周りの業務も全て抱えていたとしたら、業務時間の3割近くを割かれていたと思います。その期間、営業活動やプロダクト開発など、事業に集中できる環境がつくれたので、「3割」という時間以上のインパクトがあったと思います。数ヶ月経てば状況がガラッと変わってしまうスタートアップ企業にとって、事業をグロースさせることに集中できたこの時間は、本当に大きかったです。
___今後への期待があれば教えてください。
オンライン主体のサービスであることを感じさせないぐらい、日々素早くご対応いただいているのが本当にありがたいので、これ以上何か期待をするというよりは、サービスがずっと続くことを願っています。ワカルクさんはみなさんのお人柄がとても良くて、日々癒されていますし、細やかなホスピタリティに感謝しています。
___ぜひ今後も伴走させてください!本日はありがとうございました。